[ あらすじ ]
他の男に抱かれる恋人を「見る」こと―――――。
それが、怜治が望に求めたセックスのやり方だった。
毎回違う男に組み敷かれて乱れる望をただ見つめるだけの怜治。自分では指一本触れない残酷な愛し方に傷つく望だったが、身体中に絡みつく熱を孕んだ怜治の視線は、どんな愛撫よりも望を蕩けさせた。快楽と哀しみに翻弄されながらも、怜治を愛することを止められない。
[ review ]
実際に手に取る機会がなければ読まなかったかもしれない1冊。
ご本人のサイトの方で新刊情報としてこの本の存在を知っていたのですが、あらすじがあらすじなので買うのは躊躇してました(笑)
運良く新刊が近場の本屋に入ってたので、本屋内ではさりげなく(?)推理小説の方へ移動して、読めそうかどうか確認してから購入(笑)
表題作『明日が世界の終わりでも』は予想通りにセックス場面が強烈で精神的に痛かった(^^;
それでも望の怜治に対する想いに惹かれてしまう。怜治の視線に感じる熱を、体温として感じたいと求めたいのに求められない。
ジレンマに追い詰められて均衡を失っていく望に目が離せなくて切なくて辛い。
恋人に愛されながらも相手を傷つけ追い詰めてしまう怜治は、その度に自分の身体の一部を壊していってしまうようで哀しく、やるせない。