[ あらすじ ]
勝気ではあるけれど、幼さの残る友哉の夢はたった一つ、「本気の恋愛がしてみたい」だった――。
高一になったばかりの友哉は憧れの少女を巡り、プレイボーイと評判の館野涼と出会う。ライバル心むき出しの友哉は少女を得るため、友人の策にのって館野を誘惑。戸惑いながらも友哉に惹かれる館野だが・・・。
負けず嫌いでワガママの友哉と、キザで甘ーい館野がつづる、夏から冬への切ないラブ・ストーリー。
[ review ]
当初エクリプスノベルズから新書として発売されましたがそちらは絶版、現在は文庫化されアイス文庫にて購入可能。
イラストはこいでみえこさんから冬杜 万智さんへバトンタッチ。
五百香先生商業デビュー作。
わたくしはじめて自分で買ったBL本で(中古買い)、はじめてBLのCDを買ったのもこれ。――そのころはCDBOOK(おまけの短編書き下ろしつき)。
古き良き五百香先生(笑)文章も若いです。突っ込みどころもあるし(苦笑)
でもなんでか時々思い出したように読みたくなるんですよね。
縁遠いお坊ちゃまたちの優雅な生活にヘッとか思いつつも。ベタベタに甘いちょっと情けない攻め館野も。周囲に甘やかされまくってる友哉の我が儘っぷりも、懐かしく読んでしまう。
BL本ではめずらしく、女の子キャラも目立ってて悪者に追いやられることなく、溌剌と動いてて魅力的で。
この本を妙に懐かしくなって読みたくなるのは、おそらく私の中ではこれが「王道」になってしまってるからかもしれないです。そこからしてもう既にズレてんだろな(苦笑)
甘い甘いハッピーエンドはおとぎ話のようで、それも気晴らしにいい感じなのかも。