[ あらすじ ]
ニューヨーク市警の警官、ケイン・ウォーカー、24歳。周囲に同性愛者であることを隠すケインは、一夜限りのパートナーを求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。
ある夜、ケインは理想的な容姿の美しい青年、メル・フレデリクスに出会った。
メルの過去へのわだかまり、両親へのカミングアウト、巻き込まれる凶悪犯罪、様々な差別と偏見・・・ゲイをテーマに、愛とヒューマニズムを真摯に描く、会心の問題作!
[ review ]
この作品を知ったのは、毎年年間のランキングを特集する「ぱふ」という雑誌でした(笑)
たしか、短編部門でダントツ1位だったと記憶しています。(うろ覚えなので不確かです)もう結構昔の話ですが。
少女漫画雑誌で、小学生を主人公に母を事故で亡くした父子家庭の中、まだ幼児の弟の面倒を見る・・・という涙あり、笑いありの漫画『赤ちゃんと僕』は知っていたから、この『ニューヨーク・ニューヨーク』はショッキングだった記憶があります。
コミックスを買っていたのですがいつの間にか手放していて、手放した過去の自分に歯噛みしつつ、密かにコミック文庫になるのを待っていました。
・・・赤僕の文庫版が完結したら次に出版されるのはコレのはず・・・と思って延々と待っていたのです。(苦笑)
お気に入り度
この本に何かの言葉をつけるなら、もうこの言葉しかないでしょう。
『名作』
それ以外の言葉は浮かばないし、ココが良いと言葉で表すことなど出来ない。
言葉に出来ない思いを歯がゆいと、もどかしいと思ってしまうのは、純粋な『感動』を言葉にしろと言われた戸惑いに似ているかもしれない。
作中、涙を流す人々と同様に堪え切れず泣いてしまう。
そんな自分を恥ずかしいと思うこともない。
『名作』という言葉がはまる、こんな漫画もめずらしい。
